2023年春以降、値上げラッシュが続いています。
相次ぐ値上げに「家計が苦しい」「生活がキツイ」と感じている方も多いのではないでしょうか。
育児に奮闘する我が家も、ありとあらゆる品目の値上げにより「以前より生活が苦しくなった」と感じ、様々な対策を実践してきました。
ただでさえ忙しい育児中。なるべく手間がかからず長く続けられる節約術やアイディアを試したいですよね。
今回の記事では、実際に我が家が試してきた中で、特に効果を実感した節約方法についてご紹介します。
この記事を読むことで、値上げによる影響を最小限に抑えるきっかけとなり、あなたとご家族の生活にに少しでも変化があれば幸いです。
2023年4月以降における値上げの主な原因
2023年以降の値上げの主な原因は、以下のような要素に影響を受けています。
2023年5月は包装資材やPETボトル容器などのコスト上昇で、缶コーヒーや飲料などが一斉値上げしたよね!
6月は調味料や、加工食品が多く値上げになるんだって。
特に目立ったのは、500品目超えが値上げとなった「カップ麺」などの即席麺!
7月は業務用小麦粉の値上げを受けて、パン製品を中心に値上げとなる見通しかぁ。子供たちパン好きだし、これから更に家計にも影響出てくるねぇ。
参照:帝国データバンク「食品主要195社」価格改定動向調査(6月)
育児中の家庭に想定されるコスト増加
今後、育児中の世帯に想定される支出の増加に注目してみました!
2023年8月以降は乳価改定を受けて、乳児用ミルクやチーズなどの乳製品で更なる値上げが予定されてるって?
晩酌のおつまみチーズが~(涙)
乳価改定の影響で、8月にはパック牛乳やヨーグルトなど乳製品・だし製品など調味料やジュース・シリアル製品・駄菓子なども値上がりになります。
家族の人数が増えるほど影響も大きくなりますよね。
インフレ対策として我が家が取り組んでいること
「できることから仕組みを変えていこう!」
そう決意した我が家の対策は、ざっくり次のとおりです。
取り組みすいものには◎を付けています。
一方、労力がかかるものは△にしています。
値上げ項目 | 対策 | 取り組みやすさ |
---|---|---|
飲料 | ・マイボトルを持ち歩く ・自宅にソーダストリームを設置して、炭酸水は自分で作る。 | ◎ |
小麦・卵 ・バター ・パン ・乳製品 | ・洋食→和食の回数を増やす。 | 〇 |
菓子 | ・おにぎりやバナナ、さつまいもなど、腹持ちが良く栄養価の高いものをおやつの前に食べてもらう。(ふるさと納税は米やさつまいもがいただけるものを選択) | 〇 |
肉・魚 | ・ふるさと納税の返礼品として、魚やお肉(鮭・鰹のタタキ・ハンバーグなど)がもらえるものを選択。 | ◎ |
野菜 | ・家庭菜園 ・地元の道の駅など地域で採れる野菜を購入 (運送費が安い分割安なことが多い) | △ 〇 |
食品全般 | ・昼食は弁当持参(3年間継続中)。 | △ |
日用品 | ・日用品(洗剤など)は業務用サイズを購入する (Amazon定期オトク便で15%のおまとめ割りを活用) | ◎ |
調味料 | ・基本の調味料を揃え、「〇〇のたれ」「ドレッシング」などは手作りする。 | △ |
衣料品 | ・すぐサイズアウトする子供用品は、メルカリなどを活用。 | ◎ |
ヘアカット | ・子供たちのヘアカットは自宅で行う。 | △ |
ガソリン | ・Amazon定期オトク便を活用することで買い物回数を減らす。 ・なるべくまとめ買いをしてスーパーに行く回数を減らす。 | ◎ |
電気 | ・節電に参加するとポイントがもらえるキャンペーンなどに参加する。 ・夏はクールネック、冬は電気毛布を利用して節電。 | ◎ |
サブスク | ・固定費の削減、不要なサブスクは解約。 | ◎ |
通信費 | ・携帯は格安SIMを利用する。 | ◎ |
ここまで読んで「そんな一般的なことは知ってる」「忙しい育児中でもできる、もっと具体的な内容が知りたい」と思われる方もいるかと思います。そんなあなたのために、実際に3人育児中の我が家が行っている、より詳細な内容についてご紹介していきます。
育児中の我が家が効果を実感した節約術
ここからは、より実践的な内容をご紹介します。
朝食はパンの回数を減らし、おにぎりの回数を増やす
朝はパン食が多かった我が家はおにぎりを冷凍しておき、忙しい朝にもサっと出せるように仕組みを変えました。
お米はふるさと納税でいただいたものを使用しています。
小麦や卵、乳製品、バターなどの価格は徐々に値上がりしていますが、米の価格は現状維持もしくは若干の下降傾向にあります。
ただ、おにぎりを作るのがめんどくさいというズボラな私は、おにぎりを一度に6個作れるという便利なアイテムを使って負担を減らしています。
冷凍おにぎりをストックしておくと、忙しい朝やおやつにさっと出せて便利!子供が好きな具を入れておくと食べてくれる確率がアップしました。
おにぎり型で大量におにぎりを作ってから、ラップで一つずつ包み冷凍しています。
おやつには、腹持ちが良く栄養価の高いものをプラスする
お菓子も軒並み値上がりとなりました。お子さまがいる家庭にとっては、お菓子値上げのニュースは痛いところ。
おやつの時間に、おむすびやさつまいも・バナナなど腹持ちの良くて栄養の取れるものを先に食べてもらい、満腹感を得てもらうのも一つの方法です。
ここでも、先ほどの冷凍おにぎりが大活躍しています。
さつまいもは蒸しただけでも充分美味しいですし、アレンジ無限大。
おすすめはスティック状に切ってレンジで茹で、ココナッツオイルを少量かけるだけの簡単レシピ。子供もパクパク食べてくれます。
お菓子が少なくて済む場合が多いです。
さつまいもは風通しの良い冷暗所で保管しましょう。
暑い時期は1つずつ新聞紙で包んで、ビニール袋に入れ野菜室保管がおすすめです。
Amazon定期オトク便を活用して、日用品の費用を節約
Amazon定期オトク便で、業務用サイズの日用品をおまとめ割り15%でGETしています。
業務用サイズなので置き場所に困るかなと思いましたが、形が四角いものが多く意外とすっきりと管理できています。
業務用サイズだと存在感もあり、きっちり収納できるのでおすすめです。
値段的にも、かなりお得。
※参考までにナノックスの価格を比較したものをご紹介します。
筆者近所にあるドラッグストアの超特大サイズとAmazon定期オトク便で業務用サイズを注文した場合の価格を比較してみました(2023.3.11時点の価格)。
※価格は日々変動し、地域による価格差もあります。あくまで参考程度にお使いください。
安い上に、買い物に行く手間も省けます!
別記事でも体験談を紹介していますので、良かったらぜひご覧になってください。
ふるさと納税の活用
我が家はふるさと納税を使って、お米や肉・カツオのたたき、さつまいも、トイレットペーパー・ティッシュなどを注文して食費と日用品費を削減しています。
ふるさと納税とは
ふるさと納税とは、地方自治体に寄附を行い、その地域の振興や地域への貢献をする制度です。
寄附者に対しては、自治体から返礼品や特産品が贈られます。返礼品は寄附額に応じて異なり、地域ごとにさまざまな品物や体験が用意されています。
特産品や地域の特産物、観光施設の割引券などが一般的な返礼品として提供されることが多く、ふるさと納税を上手に活用することで、節約効果が期待できます。
※寄付金控除を受けるためには確定申告が必要です(簡単に注意点をまとめてあります↓)
ふるさと納税に関する注意点
- 確定申告の必要性: ふるさと納税を行った場合、寄付金控除を受けるためには確定申告が必要です。寄付金額に応じて所得税や住民税の控除を受けることができますが、確定申告を怠ると控除を受けることができません。必要な手続きや期限を確認し、確定申告を行うことを忘れないようにしましょう。
- 払いすぎへの注意: ふるさと納税では、寄付金額に対して自治体から返礼品やサービスが提供されます。返礼品の価値が寄付金額を上回る場合、実質的には「払いすぎ」となってしまいます。返礼品の価値を適切に評価し、自身の予算やニーズに合った寄付金額を選ぶことが大切です。
- 返礼品の受け取り制限: ふるさと納税では、返礼品の受け取りに制限がある場合があります。一定の寄付金額以上でなければ特定の返礼品を受け取ることができない、または返礼品の種類によって制限がある場合があります。返礼品の受け取り制限を事前に確認し、自身の希望に合わせた寄付金額を選ぶことが重要です。
- 寄付金控除の適用範囲: 寄付金控除は、所得税や住民税の控除として受けることができますが、控除の適用範囲には一定の条件や制約があります。例えば、所得税の場合は寄付金額の一部に上限が設けられていることがあります。控除の詳細な条件を確認し、適用範囲内で寄付を行うようにしましょう。
※具体的な控除額や申告方法は税務署のガイドラインを参考にしてください。
ふるさと納税返礼品のおかげで食費が助かっています。
ありがたや~!
ソーダストリームでソーダ水、ジンレモンソーダを作る|飲料代・ビール代を節約
缶やペットボトル製品の値上がりも気になるところですよね。
我が家の夫も毎日のようにビールを飲んでいましたが、ジン+炭酸水+レモン果汁で満足度を下げずに毎日の晩酌を楽しんでいます。ゴミも少なくコスパも良いので、かなりおすすめ。詳細は別記事にて紹介していますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
格安SIMを使って通信費を抑える
我が家のスマホ通信費は夫婦合わせて2,500円程度。私はHISモバイルで7GB990円「自由自在」プラン、主人は楽天モバイルを契約しています。
ちなみに夫の両親は日本通信SIM合理的シンプル290プラン(月額290円)を利用しています。
子供用品などはメルカリで安く購入する
子どもの成長は早く、せっかく買った子供服も半年ほどでサイズが変わってしまうことも多いもの。
長男と長女のお洋服はメルカリでまとめ買いしています(次男は長男のお下がり)。
商品の写真をたくさん載せていて、しっかり商品内容を記載している出品者から購入するのがおすすめです。
子どものヘアカットは自宅で行う|散髪代を節約
こどもの髪は伸びるのが早く、散髪代も結構かかりますよね。
我が家は自宅でヘアカットしています。最初はすごく緊張しましたが、現在はすっかり慣れて1ヵ月~1ヵ月半程度に1回は、こども三人散髪しています。
家庭菜園で食費を節約
可能な範囲で家庭菜園をしています。
おすすめは、ほったらかしでもある程度育ってくれる野菜たち。
ニラやネギ、玉ねぎ、さつまいも、ジャガイモなどがおすすめです。
いらないサブスクの解約
サブスクの見直しもおすすめです。
使っていないけれどそのままにしているサブスクはありませんか?
毎月払いだと、多く払っている実感が沸かないと思いますが、年間に換算すると意外と高額になることも。
面倒だと感じるかもしれませんが、節約効果は大きいのでぜひ定期的にチェックしてみてください。
極端な例かもしれませんが、我が家は最近、ほとんど見ていなかった地上波テレビ契約(ケーブルテレビ)を思い切って解約しました。これにより、NHKも見れなくなったため年間3万円を超える通信費の削減に成功しました。
子供たちは普段地上波を見ることはなく、インターネット回線で視聴可能なYouTubeかAmazonプライム・Huluで見たい番組はほぼ見れています。ニュース情報はラジオで聞いたり、YouTubeなどでライブニュースを見ています。
※ただしテレビがなくても他にWi-Fiでテレビ番組を受信できる機器(車のカーナビ含む)があると受信料がかかりますのでご注意を。
まとめ
ご家庭によって、それぞれのライフスタイルがあると思いますので、節約を続けるには、無理なく続く仕組みを作るのが一番です。
今回ご紹介した中にも、手間があまりかからず節約効果の高いものもありますので、ご家庭に合った方法で無理なく楽しく続けていけると良いですね。
我が家もまだまだ改善途中。
また、効果的な対策が見つかったらどんどん記事を公開していきたいと思いますのでお楽しみに!
今回の記事が少しでもあなたのお役に立てば幸いです。
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